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淀五郎☆日記

淀五郎☆日記

だいたい自分の棚から100冊。

読みかけ、積読の整頓を心がけ、棚から100冊読破キャンペーンを展開中です。<キャンペーン意図

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<其の壱>「しゃべれどもしゃべれども」佐藤多佳子・著(2007年1月18日付日記


なかなか芽が出ない若手落語家のもとへ「落語を習いたい」とおかしな4人が集まってくる。
「達ちゃん喋りのプロだろ」と見込まれてもな、「まんじゅうこわい」で何が出来んだヨ…
主人公三つ葉の、裏表なく端的で性根健やかな男振りがかなり好ましいです。タン腹でケンカッ早くて地声がデカイですが。

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<其の弐>「百万の手」畠中恵・著(2007年1月21日付日記


自分の目の前で炎に飛び込んでいった親友、正哉。
悲嘆にくれる夏貴の手に残されたのは、正哉の携帯電話だけ。
その携帯から、死んだ筈の正哉が囁きかけてきた…
「あの火事自体変だったんだ。どう考えてもおかしいんだよ」
親友の死の真相を探り出そうとする夏貴の周りで、次々と人が不審な死に方をする…。

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<其の参>「そして五人がいなくなる」はやみね かおる・著(2007年2付11日付日記


<あらすじ・背表紙風>
隣に越してきた正体不明の男の人は、自分を「名探偵・夢水清志郎」と名乗った。
自分で「名探偵」と名乗る、天を衝く自信過剰ぶりにあいた口がふさがらない。
名探偵ならどんな事件を解決したのと聞いてみてもキレイに内容を忘れてるし(解決済みの事件には関心がないらしい)、
いつも寝てるし、羽衣(うい)母さんのカレーはがっつくし、この人本当に大丈夫なのかな。
夢水氏の観察日記にそんなギモンフがあふれだしたころ、『事件』は起こった。
犯人からの予告どおりに、子供たちが次々と消えていくのだ。はたして犯人は誰なのか。消えた子供たちはどこに!?
名探偵夢水清志郎事件ノートシリーズ「第1作」。

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<其の肆>「ジャンパー ~跳ぶ少年~」上・下 スティーヴン・グールド 著(ハヤカワ文庫SF)(2007年3月4日付日記
ジャンパー 上・下
ジャンパー(上)
ジャンパー(下)
危ない目にあったとき・・・それは父親や見ず知らずの男達の暴力に見舞われようとした時なのですが・・・次の瞬間唐突にその場所から遠く離れたところに居る自分に驚くデイヴィー。自分が特殊な能力を持っている事に気づいた彼は、酒乱で暴力的な父親の元から飛び出し、新しい居場所を求めニューヨークへ向かうのですが・・・。
物語後半にはテロリスト、ハイジャック犯、国家安全保障局も入り乱れて、デイヴィーがどうやって逃げ切れるのか手に汗握る展開です。

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<其の伍>「マローン御難」クレイグ・ライス 著 山本やよい 訳 (ハヤカワ文庫)(2007年4月6日付日記


殺人事件のお膳立てが整い、事情を飲み込めないままトラブルの真っ只中に放り出されてしまった弁護士マローンが、
事件の解決にあの手この手で奔走する殺人ミステリー。
タイムリミットあり! 24時間!  マローンのときめきも2~3回あり(よくときめく暇があるな~)!
一体どうしろと言うのかハイパーなお子様一人あり(早く家に帰ってくれないと、こっちが犯罪者)!
もとは1957年の作品ですが、古さを感じないです。結末と直結していると言うわけでもないんだけど、読後感はすがすがしかった。
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<其の禄>「たったひとつの冴えたやりかた」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 著(ハヤカワ文庫SF)(2007年7月22日付日記
朝倉久志:訳/表紙・本文中イラスト:川原由美子

ハヤカワSF「たったひとつの冴えたやりかた」
上の本と同じものかはわからないけれど、楽天ブックスにあったのはこれ→ たったひとつの冴えたやりかた

この本は、デネヴ大学の大図書館にて司書のモア・ブルーが若いコメノのカップルに請われてヒューマンの歴史・古文書を紹介していく、という形を取っています。
3つの物語の1話目は表題作、16才のバースデイプレゼントのかわいらしい仕様の宇宙船を、クレジットをはたいて大改造し本物の長距離宇宙飛行に羽ばたいた元気少女コーティーの話。
2話目は宙域でトラブルに見舞われた宇宙船の回収救難と、難破船探査を仕事にするブラックバード号のレイヴンの話。グリッド・ワールド、グリッド・ショー、<暗黒界(ブラック・ワールズ)>のことも出てきます。
不測の事態が起こった時のレイヴンの行動は早い! 描写の緩急メリハリがあるなあと思いました。
3話目は<リフト>の外で探査活動中のRR1号(リフトランナー1号)の乗組員の、別種族ジールタンとのファーストコンタクトの話。
R-R-1から届いた1本のメッセージパイプは、<リフト>の外で乗組員に起こった奇妙な身体・精神的変調について告げていて・・・。
連邦基地900・R-R-1・惑星ジールタンと同時進行(?)でストーリーが進みます。


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